靴底感覚

――竹内幸哉の研究日誌――

シェア精神という研究者の良質な倫理観 【過去ログ整理】2019.03.29

シェア精神という研究者の良質な倫理観

学者の世界が面白いのは、非常に権威主義的側面がある一方で、フェアプレイでいこうとする良質な倫理観が活きているところ。教育関係者や研究者と接していていつも感じるが、基本的に何でも無償でシェアして社会や共同体を良くしたいという良質な志をもった方が多い。民間企業では考えられない。

@yukylab 午後1:23 · 2019年3月3日

*考えてみれば、いまや民間でもコラボが当たり前。民間企業でも十分考えられる、と訂正すべきかもしれない。

 

教室での協同作業

教室での知は協働作業から紡ぎ出されることを、昨日の浜松でのアットウィルのライブで実感した。テレワークってなんだろ?って話から、英語の接頭辞tel-の意味をみんなで考えてみようということに。television やtelephone を例に考えてもらった。

すると生徒からは「伝える」とか「機械」といった言葉が上がる。うん確かに。じゃtelepathy って言葉もあるよと紹介すると、ある生徒が「なら、遠い!」と答える。ここで大事なのは、前二者の答えが間違いで最後が正解だから、間違えた生徒は残念、としないこと。

最後の答えを導くために重要な役を果たしたのが前二者の答えなのだから、彼らは教室の協働作業に貢献したのである。ここを大事に拾うことが、教室という共同体を良きものにしていくカギがあると思う。

@yukylab 午後6:10 · 2019年3月29日

*こんなこと、実はふつうの教員にとっては常識に属することかもしれない。90分喋り倒すチョーク&トーク型授業を何十年もしてきた予備校講師にとって新鮮なだけで。